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PRマンは黒子でなくてはいけないのか?

ソニックガーデン・倉貫社長の書籍PRを担当します

· 活動報告,PR

PRマンは黒子でなくてはいけないのか?

こちらの業界では「PRマンは黒子であるべき」とよく言われます。はじめて会ったPRマンが私だと、想像がつかないかもしれませんが(笑)

主役はあくまで、企業、商品、サービス。PRマンがいなくても「この商品・サービスは良いものだから自然と広まったのだ」と見せるのが大事なようです。例えるなら、優雅な白鳥も、水面下ではバタ足をしていて、そのバタ足部分を見られると興ざめだ、といういう感じでしょうか。

企業広報もそうなわけですから、PR会社となると、もっと「黒子であるべき」という風潮があります。

私自身、PR会社に入った頃はお客様との距離の取り方に悩みました。もちろん一丸となって活動しているのですが、たとえば「顧客が取材された記事をSNSでシェアしていいのか」とか、「コラボ先として自分の友人の会社を紹介したらダメなのか」とか。会社同士が結んでいる秘密保持契約もあるので単純な話ではないのですが、いろいろモヤモヤする時期がありました。

私の約束は「目的を満たすこと」

そんな自分も、ある程度こなれてくると、機密性が高いもの以外は自分ごととして情報発信するようになりました。

良し悪しは置いておいて、私は仕事とプライベートに境目がない人間です。「職業・落合絵美」だと思っているし、「エイミー」はひとつのコンテンツだと思っている。基準は「私の範疇かどうか」だけで、ビジネスorプライベートという境もないし、自分が目的を達成できるなら使えるリソースは何でも使う。

そんな私の目的は、お客様の認知を拡大させて、より多くの人に伝えること。それによって、お客様もだけど、生活者がより豊かになること。それを実現するために、私自身のリソースはすべて使うし、「ファンの一人」としてクライアントの情報を発信するのは、間違っていないと思った。

「自分が好きな人としか仕事をしない」という強み

独立時に明言していますが、私は「仕事を選ぶPRコンサルタント」です。

PRコンサルタントは、仕事を選ぶ責任がある。

もうひとつ、痛感していることがあります。

それは「PRコンサルタントは、仕事を選ぶ責任がある。」ということです。

私たちは、クライアント企業の情報をメディアのみなさまにお伝えし、取材していただくことを生業にしています。もし、私が「本当は全然クールじゃない会社」「お金で雇われているから」という理由でメディアに伝えて、それがトレンドとして報道されたら、どうなるでしょうか。私は、自分がイケてると思っていないことを有名にしてしまうのです。

それって、経済活動としては正しいかもしれませんが、私には全然できません。クライアント企業が私にとって大切な相手であるように、メディア関係者のみなさまも大切な方達です。その方達に思ってもいないことを「超クールなんです!」と伝えて報道される。あげく消費者がそれを見る。

綺麗事かもしれませんが、私にはそれはできない。だから私は仕事を選ぶし、仕事を選ぶからには組織は向かない。

 

ブログ:「Kiss and Cry. 情熱を伝えるメッセンジャー」より

生意気ではありますが、社会に対する、これが私の責任です。

そして、そう明言することで、自分というPRマンは一定の信頼性を得ていると感じています。「落合が紹介するなら、面白い企業・人物なんだろう」と言ってくれるメディア関係者は少なくないと思う。ミシュランとかじゃありませんが、私のクライアントであるということが、ひとつの価値を生み出すところまで確立出来たら、私は幸せです。

PRマンはエヴァンジェリストになりえるか

時代は「何を言うのか」よりも「誰が言うのか」が重要になりえる時代になりました。その時代において、広報が黒子でいることは果たしていいことなのでしょうか。こと、弊社においては「Kiss and Cryは情熱を伝えるメッセンジャーです」と明言しているわけで、黒子でいることは意味がなく、むしろ自分が「好きだ」と思った顧客のために、自分の使えるリソースをすべて使って世に訴えかけるほうが、「正しい広報かどうか」は置いておいて、私の存在意義としてはあっている、という結論に至りました。

たまに親しい人から「落合に仕事の相談したいけど、キャラが強すぎて取引先としては悩ましい」という相談を第三者から受けた、という面白い報告を受けます。そういうビジネスは、上手く行くわけがないのです。なので、一瞬でもそう思った人は、そんなことを誰かに相談せずに、他を当たったほうがいいでしょう。意地悪でも、腹を立てているのでもなく、合理的判断をおすすめしているだけです。時間は貴重です。そして、そういう仕事は、たぶん私の方で断ります。余談ですが、独立後、たったの一度も自分から営業はしたことはありませんし、妥協したこともありません。

ソニックガーデン・倉貫社長の書籍PRを担当します

そんなわけで、「もう黒子はやめよう」と思って一番最初に頂いたお仕事が、ソニックガーデン倉貫社長の3冊目の書籍の広報担当でした。曲りなりにの東日本大震災以降、ずっと「新しい働き方(と呼ばれる何か)」を模索してきた人間です。ソニックガーデンのことは「ホラクラシー経営」などの文脈で以前から知っていましたし、憧れの人から仕事を頂けることは、空も飛べるんじゃないかくらい嬉しいことです。

そんな倉貫さんに、「私のSNSで『広報担当です!』と書いていいですか?」と聞いてみました。

「いいですよ!というか、ダメな理由ってあるんですか?」と聞かれて、「ああ、広報が黒子であるべきなんて、ただの業界内お作法なんだな」と結論づけました(NDAに離反していない限り)。

というわけで、新刊が24日発売、Kindle版先行発売中です

内容については、ここで説明すると長くなるので、倉貫さんのブログをどうぞ!

参考までに、私の書評ブログもどうぞ!

トークイベントもやります!!

多様な人々が共存し、自由に生きていくためのツールも揃ってきている時代の中で、過剰に管理されながら生きていくって、私は悲しいと思うのです。そんな中で「新しい働き方」を組織として実現できているソニックガーデンは本当に素晴らしいと思います。今回の書籍の特徴は、ただソニックガーデンの取り組み紹介ではなく、「それぞれの取り組みに再現性を持たせて、読者が実践しやすいように解説していること」だと思います。もしこのブログを読んだあなたが、自分自身の働き方や、組織のあり方をどうするか模索していたら、ぜひ本書を手にとってください。

そして、できれば感想などをSNSでシェアしてくれちゃったりすると最高です!(笑)

さあ、黒子は終わり。

あとはしっかり仕事して、私が好きだと思った人のお役に立つのみ。

ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします!

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